皆んなで取り組む就活

大学での生活

 主に絵画と文学を中心的に学んでいました。他にもグローバル・ガバナンスや現代社会の講義も積極的に受講していました。元々、学問を絞らずに幅広く学べる環境を求めて教養学部を選んでいたからです。

 そんな大学生活からは広い視野を得ました。例えば、ある講義で称賛されている小説が別の講義では批判的に語られ、内容の解釈が正反対になっていました。

 そんな中、一つ一つの考えに対して自分なりの結論を出すという行為が好きでした。そして、この作業を繰り返していくことで、私は「相手が何を考えているのか」、「今起きている出来事の背景はどのようなものなのか」を意識的に考えるようになりました。

 この考え方は就職活動を始め、今でも役に立っています。なので、これからも出来るだけ沢山の分野に興味を持って、仕事も趣味も楽しめればと思っています。

就職活動

 就職活動において私が一番大事だと思っていることは【一人でやらないこと】です。

 私は2年生の春休みから就職活動を意識するようになりました。最初は趣味である洋楽・洋画の世界に憧れて、エンターテイメント業界やマスメディア業界を志望していました。愛読していた雑誌の編集社でインターンとして働きながら、合同説明会で他の業界も拝見しました。

 しかし、どの業界にも興味があり、結局のところ何がしたいかわからない状態でした。また、インターンも理想と現在のギャップに悩み、「趣味と仕事を分けたい」と考え始めました。

 そんな状態のまま夏休みが終わり、志望企業が選択できないことに焦りを感じるようになりました。特に困っていたのは、ESが書けないということでした。特別に「ここがいい!!」と思える企業がなかったのです。

 そんな時、就活ゼミを知りました。そして、先輩方に相談することで自分の考えが整理できるようになりました。私のように自分のことを客観的に考えることが難しいと感じている人には特に就活ゼミはオススメです!

 また、一人で就職活動をすると行き詰まり易いです。私はメンタルが弱く、それによって力が発揮できないことが多かったです。ですが、ゼミなどを通して周りの人に助けを求めることで、徐々に期待通りのパフォーマンスができるようになりました。

 いろんな人と出会って、協力し合うとより充実した就職活動ができるのではないかと思います。就活ゼミ以外にも都内で開催しれているゼミなどにも参加していました。就職活動の全てが順調だったわけではありませんが、一人で進めず、沢山の方々と出会い、将来の決断ができたことだけは間違っていなかったと確信しています。

現在の職業

 今年、物流会社に就職しました。私の会社は特殊で、研修期間が半年近くあります。なので、つい先日、配属先が決まったばかりです。

 配属していただいたのは、主に海外に運ぶ貨物を扱う部署です。主に貿易事務が仕事になります。具体的には、国際情勢や制度を理解して、船や飛行機の手配、政府機関への申請等を行い、お客様の製品を海外へ運びます。

 まだ業務は始まっていないのですが、就職活動時から希望していた職業に就くことができ、少し安心しています。